株式会社ULTIMATE PLANNINGは、「アルティメット」の普及を目的に活動しています。
アルティメットは、フリスビーを使った7人制のチームスポーツで、パスを繋いで相手のエンドゾーンでキャッチすることで得点します。審判がいないため、選手同士がフェアプレーを重んじる「スピリット・オブ・ザ・ゲーム」が大切にされています。
ここでは、このスポーツをやっている方、気になっている方、まだ知らない方、全ての方がアルティメットを理解するための一歩になればいいなと考えています。
アルティメットに関する基礎的な解説・情報に加え、実際にプレーしている学生・選手からの声も掲載します。
また、大会情報など最新ニュースも随時掲載いたします。
今回は学生インタビューです。
まず初めに、自己紹介をお願いします。
大阪体育大学2年生、アルティメット部に所属している中筋真弓です。
出身は大阪で、幼稚園から大学までの間全て地元の学校に通っています(笑)
祖母の家でゴボウちゃんという名前の猫を飼っていて、リードをつけて一緒に走ることもあります!
小さい頃からスポーツが好きで、中学の頃は卓球、高校は大学付属の浪商高校で陸上をしていました。
スポーツが好きなので、基本体を動かすことは何でも好きですが、今は、初めて自分から頑張りたい!と思って始めたアルティメットをしている時が1番楽しいです。
将来の夢は、中学校の先生です。
中学生のころの担任の先生は、とても大きな行動力と、多くの人をまとめる発言力を持っていました。私はその先生にたくさん助けられ、色々なことで心を動かされました。そんな自分が憧れていた先生のようになることが私の目標です。
アルティメットを始めたきっかけは何ですか?
中学生の頃、体育の授業でアルティメットをしたことが1番のきっかけです。
初めは、スローの投げ方やルールも分からないまま参加していましたが、とても楽しかったことを今でも覚えています。
進学先の大学にアルティメット部があるのを知っていたので、入学後、体験に参加しました。その際、先輩方から「一緒に日本一目指そうよ!」と言っていただき、アルティメットを始めました。
最初のころは、自分が思ってる以上に難しく、思ってるようにいかないことが多々ありました。しかし、教えてくれる先輩方や、一緒に頑張ってくれる同級生のおかげで徐々に楽しくなってきて、今ではアルティメットが大好きになりました。
アルティメットをやっていてよかったこと・嬉しかったことを教えてください。
アルティメットは他の競技と比べて、まだまだマイナー競技のスポーツです。だからこそ、日本一や日本代表になれるチャンスがあります。
私は1年生の時、早く上手くなってチームで活躍できるようになりたい!と思い、代表のセレクションを受けました。その結果、U20の日本代表になることができました。
イギリスでの世界大会では、普段は戦うことのできない、同世代の外国人の方と戦うことができて、とてもいい経験になりました。
日本では、アルティメットをしている競技人口やチームが少ない分、1回の試合で日本各地からチームが集まります。そのため、離れた地域で活動している仲間と会ったり、試合をすることが毎回とても楽しみです。また、アルティメットは子供から大人までどの世代でも楽しむことができるスポーツなので、試合では様々な世代と交流することができ、技術面以外でも色々な刺激を受けることができるのもひとつの魅力だと思います。
アルティメットをやっていて大変だったこと・苦労したことは何ですか?
続けていくために、お金がたくさんかかることです。
大きな試合や、代表合宿などは基本関東地方で行われます。
私は関西に住んでいるので、毎回試合に参加するために交通費・宿泊費がたくさんかかります。全て実費となるため、アルティメットは好きだけれども、金銭面を理由にやめてしまう仲間もたくさんいます。
また、U20の日本代表に選ばれた時も、渡航費や、国内外ユニフォーム代、海外での宿泊費や移動費なども基本的に全て実費でした。そのため、たくさんアルバイトをしてお金を貯める必要がありました。しかし、まだ学生ということで勉強もしなければいけなかったため、家族には金銭面でも、たくさん助けてもらいました。
アルティメットをする中で大変なこともありますが、それ以上に楽しいスポーツなので私はとても大好きです。
アルティメットのおすすめポイントはどこですか?
アルティメットは審判がいないため、全てプレイヤー同士でのセルフジャッジになります。
そのため、プレイ中に相手と問題が起きた際の解決方法は話し合いです。これが、他の競技と少し違うところだと思います。審判がいないからこそ、自分たちで相手を思いやり、フェアプレーを心がけることが必要です。勝敗の順位とは別に、SOTG(スピリット・オブ・ザ・ゲーム)賞がある大会もあります。
アルティメットは、チームでのコミュニケーション以外でも、ルールの理解や、相手との話し合いで勝敗が変わってくる点が、他のスポーツにはない面白いポイントだと思います。
また、子供から大人まで年齢関係なく楽しむことができるスポーツなので、様々な人と交流することができ、アルティメットの技術だけではなく、社会性も身につけることができます。
1日のスケジュール感を教えてください。
練習がある日
8:00起床 9:00~12:00授業 12:00~13:00昼練 13:00~15:00授業 15:00~19:00部活 19:00~21:00課題や、レポートなど 21:00~23:00自由時間 23:00~25:00晩御飯、入浴など 25:00~就寝
練習がない日
8:00起床 9:00~12:00授業 12:00~13:00学内で部活、自主練スロー練 13:00~15:00授業 15:00~18:00学童アルバイト 19:00~22:00飲食店アルバイト 23:00~24:00課題や、レポートなど 24:00~25:00晩御飯、入浴など 25:00~就寝
祝日練習の日
9:00起床 10:00~14:00練習、練習試合 14:00~16:00昼寝、自由時間 17:00~21:00アルバイト 22:00~23:00晩御飯、入浴など 24:00~就寝
今後の目標を教えてください!
2年後の学生選手権で上位になることがチームの目標です!
私のチームは上級生がほとんどいないので、今の目標は同世代の相手には絶対に負けないことです。来年までたくさん経験を積んで、その目標に少しずつ近づけるようチーム一丸となって頑張りたいと思います!
ありがとうございました。
アルティメットは単なるスポーツではなく、チームワーク、フェアプレーの象徴です。インタビューを通じて、選手たちの熱意と努力がいかにこのスポーツを特別なものにしているかを感じることができました。
アルティメットプランニングでは、これからもアルティメットが多くの人々に広がっていくことを願うとともに、次世代の選手たちがスポーツを通じて成長し、新たな歴史を築いていくことを期待しています。